メンテナンス・保守って必要?やらないと、どうなる?

ホームページを作ったあと、「メンテナンスやサーバー保守って必要?」と感じる人は多いものです。最初は正常に動いていても、環境の変化で少しずつ不具合やセキュリティのリスクが高まります。

この記事では、保守の役割とやらない場合のリスク、最近のサーバー事情、コンセプトボードの対応状況を解説します。

【結論】年1回のアップデート対応を推奨します

頻繁に更新するよりも、年1回まとめてアップデートする方が、セキュリティと運用効率のバランスが取れます。作業の手間やトラブル対応の負担を抑えつつ、サイトを安全な状態に保てます。

特にコンセプトボードは、WordPress本体や推奨プラグイン、テーマの互換性をメーカー側で確認しているため、基本的にアップデートによる不具合は起きにくい設計です。そのため、ご自身でも更新作業ができる様になっています。

年1回のアップデートで得られる2つのメリット

アップデートはやればやるほど安全になるわけではありません。頻繁すぎる更新は、そのたびに不具合が発生する可能性や、修正作業の負担を増やすリスクがあります。

逆に、何年も放置するとセキュリティの脆弱性や互換性の問題が蓄積し、一度の更新で大きなトラブルにつながることもあります。

年1回まとめて対応するメリット

  • 互換性の確認を一度に済ませられる
  • 運用コスト(時間・費用)の無駄を減らせる

このサイクルなら、セキュリティと運用効率のバランスを取りながら、安全にサイトを維持できます。

コンセプトボードのアップデート対応

コンセプトボードは、WordPress本体・推奨プラグイン・テーマについて、メーカー側でアップデート後の動作確認を行っています。

そのため、基本的には更新しても不具合が起きにくく、利用者が安心してアップデートできる設計になっています。

※ただしアップデートの際はバックアップをとるようにお願いします。

また、推奨プラグインやテーマは、最新版との互換性を考慮して選定されており、不要な不具合を極力減らしています。これは、一般的なWordPressサイトに比べて更新時のリスクを軽減する大きなポイントです。

ただし、利用者が自分で更新する場合は自己責任でお願いいたしております。

メンテナンスに関する免責事項


アップデート作業は基本的に安全におこなえるように配慮していますが、すべての環境で不具合が起きない保証はありません。そのため、以下の点をご確認ください。

WordPressやプラグインの更新
基本的に互換性確認済みですが、利用者がアップデートを行う場合は自己責任とします。アップデートによって発生した不具合・データ損失等について、メーカー並びに販売元は、その責任を負いません。

大型アップデート・PHP更新に関する注意
不具合発生のリスクが高く、専門知識を要します。実施する場合は専門家への依頼を推奨します。

非推奨プラグインの利用について
弊社が推奨していないプラグインは、互換性の検証を行っていません。導入・利用により発生した不具合については、サポート対象外です。

バックアップの自己管理義務
アップデート前のバックアップ取得は必須です。バックアップがない場合のデータ復旧は保証できません。

もしアップデートに関して不安がある場合は、販売元や専門会社へご相談ください。

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メンテナンスのやり方

サーバー保守って、しないとどうなる?

サーバー保守とは、サーバーのセキュリティ対策・稼働監視・障害時の復旧などを行い、サイトやメールを安定稼働させるためのサポートです。契約をしなくてもすぐに問題が起きるわけではありませんが、長期的にはリスクが蓄積していきます。

保守しないと生じる4つのリスク

  • セキュリティ侵害
    サーバーOSや管理ソフトの更新が遅れ、外部からの攻撃を受けやすくなります。
  • 障害時の復旧遅延
    サーバーがダウンした際、契約がないと優先対応や緊急復旧が受けられない場合があります。
  • データ消失
    サーバー障害やハードディスク故障でデータが失われても、復旧保証がないケースがあります。
  • 安定稼働の低下
    アクセス増加や設定ミスによる負荷があっても、チューニングや監視が行われず、パフォーマンスが落ちる可能性があります。

近年の高セキュリティなレンタルサーバー(推奨サーバーはこちら)では、これらのリスクはかなり低減されています。小規模事業者の場合は、必ずしも高額なサーバー保守契約が必要なわけではありません。

サーバー保守を推奨するケース

  • クラウドサーバなどを利用している場合
    基本サーバ設計を手動で行うため、セキュリティ対策や障害対応を自前で行う必要があります。
  • 売上や閲覧数が多い場合
    サイト停止が売上や信頼の損失に直結するため、障害発生時の迅速な復旧や予防的な監視が重要です。

ただし、こちらはあくまで一般的な見解です。
資金的な余裕がある場合には、いずれの場合も保守があるに越したことはありません。

まとめ

サイトを長く安全に運用するには、更新と保守のバランスが欠かせません。
今回のポイントは次の4つです。

アップデートは年1回がおすすめ
頻繁な更新は負担や不具合リスクを増やします。年1回まとめて対応すれば、安全性と効率を両立できます。

コンセプトボードはアップデートに強い
推奨プラグイン・テーマは互換性確認済み。だから慌てて更新しなくても、安定した運用が可能です。

免責事項を理解してから作業する
大型アップデートやPHP更新は専門家に任せるのが安心。作業前には必ずバックアップを取りましょう。

サーバー保守は必要な場合だけ契約する
AWSなど大規模サーバや、高アクセス・高売上サイトは保守契約を検討。一方、小規模サイトや推奨レンタルサーバ利用なら不要なこともあります。

どんなに安定して動いているサイトでも、環境は少しずつ変わっていきます。「放置しないこと」こそが、トラブルを防ぐ最大の対策です。

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