さくらサーバのデメリット。推奨していない4つの理由とは?

「安いから」とか「知ってる名前だから」といった理由だけでサーバを選ぶと、あとで後悔することもあります。この記事では、サーバー選びの大切なポイントと、さくらのレンタルサーバのデメリットについて解説します。

さくらサーバとは?基本スペックと特長

さくらサーバを検討するにあたって、まずはこのサービスがどんな特徴を持ち、どんなユーザーに選ばれているのかを正しく理解することが大切です。この章では、さくらサーバの基本的なスペックやプラン構成、評価されているポイントについて整理し、次章以降の比較や判断の土台になる情報をまとめていきます。

老舗ならではの信頼性と運営実績

さくらインターネットが提供する「さくらのレンタルサーバ」は、1996年創業の老舗企業が運営するサービスで、安定稼働と長期的な信頼性に定評があります。共有サーバーの中でも、法人や官公庁での導入実績が多く、IPアドレスの信頼性にも優れています。

プランの種類と料金体系

ライト・スタンダード・プレミアムなど複数のプランが用意されており、月額500円台から始められるコスパの良さが魅力です。スタンダード以上のプランでは独自ドメインの利用やWordPressの運用も可能で、小規模事業者にも人気です。

評価されているポイント

  • 安価な運用コスト
  • セキュリティやメール送信の信頼性
  • 長期間安定して利用できる環境

一見魅力的なサービスに見えますが、裏を返せば「初心者にはやや不親切」「最新技術への対応が遅い」などの課題もあります。

さくらサーバを推奨しない理由

コンセプトボードは、さくらのレンタルサーバでは使用できません。それには理由があります。私たちが使ってみた感想とあわせて、インターネット上での評判も整理してご説明します。

デメリット①

WordPressが遅く、見ている人がイライラする

さくらサーバは、ページの表示速度が他のサーバと比べて遅いです。ページの表示速度が遅いことによって、検索エンジンからの低い評価につながったり、ホームページを見た人がすぐに帰ってしまうなどの「機会損失」につながります。表示速度は、サーバの性能に影響されるため、サーバ選びは「表示速度」を優先しなくてはなりません。

デメリット②

不要な大量のプラグインが入る

さくらサーバのクイックインストール機能を利用すると、初期状態で不要なプラグインが多数インストールされてしまいます。これらは初心者には用途がわかりにくく、セキュリティやバグなどのトラブルを招く原因にもなります。必要なものだけを選んで導入できる、シンプルな構成のサーバーを選ぶ方が安心です。

デメリット③

初心者には導入がむずかしい

さくらサーバは、WordPressや独自ドメインの設定が他のサーバと異なります。そのため、コンセプトボードを使うことができません。細かい設定への対応が必要になり、初心者の方には難しく感じられるでしょう。また、そういった環境では、今後ビジネスの成長させていくにあたり、余計なコストが発生することが想定されます。そのため、私たちは使用を推奨しておりません。

デメリット④

上位プランは、高額になる

読込速度の問題を解決するために、上位プランを選ぶにも「月額1980円」と負担が大きくなります。他社と比べても値段が高めで、割引などもありません。結果的に、思ったより費用がかかることになるでしょう。

コンセプトボードが推奨するサーバとは?

さくらサーバには多くの実績がありますが、コンセプトボードを使う上では、別の選択肢をおすすめしています。

私たちが推奨するのは、以下の2つのサーバーです。

  • シンサーバ:コスパとスピード重視
  • エックスサーバ:サポートの厚さと実績重視

どちらも、以下のような理由で「コンセプトボードとの相性が良い」と判断しています。

1. WordPressが快適に動く

表示スピードが非常に速く、ページの読み込みもスムーズです。WordPressサイトに最適化されているため、訪問者にとっても管理者にとってもストレスの少ない運用が可能です。

2. 初心者でも使いやすい

専門知識がなくても簡単に使える管理画面や、迷わず進められる設定フローが整っているため、初めてのホームページ作成でも安心してスタートできます。

3. セキュリティが強い

最新のセキュリティ対策が施されており、自動バックアップや無料SSLなども標準対応。WordPressサイトを安全に運用するための機能がそろっています。

4. 金額が良心的

月額1,000円前後で高速・高安定な環境が手に入り、コストパフォーマンスに優れています。長期的な運用を前提とした設計で、安心して使い続けられます。

比較表|推奨サーバーとさくらサーバの違い

比較項目シン/エックスサーバーさくらサーバ
WordPressの表示速度◎ 高速でサクサク動く△ 遅く、表示に時間がかかる
初心者向けの導入しやすさ◎ 簡単導入・手間なし△ 設定が複雑で導入に不向き
コンセプトボードの対応状況◎ 専用設計でスムーズに導入可能✕ 仕様上、導入が難しい
管理画面の操作性◎ わかりやすく直感的△ 慣れていないと迷いやすい
サポート体制◎ マニュアルも充実・対応が速い△ 平日メール中心・やや難解
月額費用(快適に使う場合)○ 約1,000円台〜△ 上位プランで月額1,980円

今後、サイトを育てていくことを考えても、「速度」「安定性」「将来の運用負担の少なさ」はとても大切な基準です。サーバー選びでつまずかないためにも、ぜひ信頼できるサービスをお選びください。

後悔しないサーバー選びのために

「さくらサーバが悪い」という話ではありません。ですが、WordPressの表示速度や初心者への導入のしやすさといった観点から見ると、推奨するに至りませんでした。

  • 表示が遅いことで機会損失が起きる
  • 設定の難しさで挫折する
  • 結局コストがかさむ

といったリスクは「導入してから後悔する」ことにつながる恐れがあります。

一方で「シン・レンタルサーバー」や「エックスサーバー」は、快適なWordPress環境が整っており、初心者の方でも安心してホームページを活用できる環境であることから、推奨しています。

ホームページは、つくって終わりではありません。だからこそ「育てていける環境」を選ぶことが何より重要です。ぜひ、あなたのビジネスの未来を支えるサーバー選びを、慎重に行ってください。

▶ 詳しくは 推奨はシンサーバーとエックスサーバー をご覧ください。

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