
ホームページを作るとき、意外と時間がかかるのがドメインの決め方です。
ドメインは、ホームページの住所のようなものです。名刺、チラシ、SNS、メール、検索結果など、さまざまな場所で目にします。
なんとなく決めてしまうと、あとから使いにくさを感じることがあります。
- 読みにくい
- 社名と合っていない
- 事業内容が変わったときに使いにくい
- 更新を忘れて失効してしまった
ドメインは後から変更できます。ただし、変更すると名刺やチラシの修正が必要になったり、検索評価に影響が出たりすることがあります。
だからこそ、最初に少しだけ基準を持って選んでおくことが大切です。この記事では、これからホームページを作る小規模事業者向けに、ドメインを決めるときの3つの基準を整理します。
ドメインを決めるときの3つの基準
基準1:読めて、覚えやすい
ドメインは、名刺やチラシ、SNSのプロフィールに載せることがあります。そのとき「なんて読むんだろう」と思われると印象が薄れます。
英語にしたとき発音しやすいか、スペルを聞いてすぐ書けるかという観点で確認してみてください。
日本語の読みをそのままローマ字にすると覚えやすいですが、長くなりがちです。「yoshida-denki.jp」くらいまでなら、名刺やチラシに載せても比較的伝わりやすい長さです。
短くしようとして略したり、数字を混ぜたりすると、逆に覚えにくくなることがあります。「ys-tech8.com」のように略称や数字を混ぜると、口頭で伝えるときに説明が必要になります。一度聞いただけでは覚えにくく、入力ミスも起きやすくなります。
基準2:屋号・社名と一致させる
検索で社名を調べた人が、検索結果に出てきたホームページを見て「この会社のサイトだ」とすぐにわかることは大切です。社名、屋号、ドメインに一貫性があると、紹介された人や初めて見る人も安心して確認できます。
たとえば、屋号が「大山設備」なら「oyama-setsubi.jp」のようなドメインにしておくと、社名とドメインが結びついて覚えてもらいやすくなります。まったく関係のないドメインを使うと、本当にその会社のサイトなのか判断しにくくなることがあります。
また、独自ドメインはホームページだけでなく、メールアドレスにも使われます。「info@oyama-setsubi.jp」のように、社名に合ったメールアドレスを使えるようになります。問い合わせ対応や取引先とのやり取りを考えると、メールアドレスとして見たときに自然かどうかも確認しておくとよいです。
例外は、屋号が変わる可能性がある場合です。独立したばかりで今後改名を考えているなら、サービス内容に近い単語をドメインにしておく方が長持ちすることもあります。
基準3:拡張子は「.jp」か「.com」を基本に
「.jp」は日本のドメインとして認識されやすいです。地域密着型のサービスや、対日本向けのビジネスに向いています。
「.com」は国際的に広く使われています。業種問わず使える汎用性があります。
「.net」「.org」も選択肢になりますが、まずは「.jp」か「.com」から考えると決めやすくなります。「.info」「.biz」なども使えますが、一般の人にとっては見慣れていない場合があります。小規模事業者のホームページでは、まずは見慣れていて説明しやすい「.jp」か「.com」から考えるのがおすすめです。
よくある失敗パターン
他社の商標に似たドメインを取った
近い名前がすでに使われているケースは多いです。取得前に、同じ名前や似た名前の会社・サービスがないかを検索しておくことが大切です。心配な場合は、専門家に確認しておくと安心です。
もう使っていない商品名やサービス名を入れてしまった
数年後に事業内容が変わったとき、ドメインがミスマッチになることがあります。
記号やハイフンを多用した
「a-b-c-design.com」のようなドメインは、口頭で伝えるときに不便です。ハイフンは1つまでが目安です。
ドメイン候補を考えるときの順番
ドメインは早い者勝ちのため、希望した名前がすでに使われている場合があります。第1候補が取れなかった場合に備えて、2〜3案を並行して考えておくと、取得の手続きがスムーズになります。
候補を考えるときは、次の順番で整理してみてください。
- まずは社名・屋号に近いもの
- それが難しければ、サービス名や事業内容に近いもの
- それでも迷う場合は、短さよりも、読みやすさと説明しやすさを優先する
取得後に確認しておくこと
ドメインを取ったら、更新の設定を確認しておきましょう。
自動更新をオフにしていると、更新を忘れたタイミングでドメインが失効する可能性があります。失効すると第三者に取得されることもあります。
ドメイン管理会社からの通知メールが届くアドレスも確認しておきたいです。登録時に使った古いメールアドレスのままだと、更新期限の連絡に気づけないことがあります。
まとめ
- 読めて覚えやすいドメインを選ぶ
- 屋号・社名と一致させる
- メールアドレスとして見ても自然かを確認する
- 拡張子は「.jp」か「.com」を基本にする
- 第1候補が取れない場合に備えて、2〜3案を用意する
- 取得後は自動更新の設定と、通知が届くメールアドレスを確認する
ドメインは一度決めたら長く使うことになります。「とりあえず」で決めたものが後になって気になり始めるケースがあります。最初に少し時間をかけて考えておく価値があります。
コンセプトボードでは、ホームページを作る前のドメイン選びや、サーバー契約まわりの準備についてもご相談いただけます。
