
安くて始めやすいサーバーとして人気のロリポップ(Lollipop)。ブログやホームページを作ろうと思ったとき、まず候補に挙がるサービスかもしれません。
ただし、私たちが提供する「コンセプトボード」は、ロリポップは非対応サーバーとしています。
なぜロリポップを非対応としているのか。
その理由を、わかりやすく解説します。
ロリポップとは?
ロリポップは、GMOペパボ株式会社が運営する共用レンタルサーバーです。
初心者向けをうたっており、WordPressの簡単インストールや手頃な料金プランが用意されていることから、多くの人に利用されています。
低価格で個人ブロガーに好評
特に人気なのが、個人ブログや趣味サイトを運営するユーザーです。
最安で月額99円(税込)から利用できるため、「とりあえずブログを始めてみたい」という方にとっては手が届きやすく、簡易的な情報発信には適したサービスといえます。
ただし、ビジネス利用や本格的な運用となると、いくつかの制限が見えてくる点には注意が必要です。

ロリポップを推奨しない2つの理由
ロリポップは低価格で始めやすいサーバーとして知られていますが、コンセプトボードでは推奨していません。その理由は、次の2点に集約されます。
1
アップロード容量の設定変更が必要
コンセプトボードの導入では、WordPressテーマや複数のプラグインを一括でアップロードする必要があります。
しかしロリポップでは、初期状態のままだとPHPのアップロード容量が非常に小さく、処理が途中で止まってしまいます。
そのため、
- upload_max_filesizeやpost_max_sizeの設定変更
- .user.iniファイルの編集
- 管理パネルでのカスタム操作
といった専門的な対応が求められます。こうした設定変更は、サーバーに慣れていない方には大きなハードルです。
2
電話サポートがない
ロリポップはメールとチャットのみの対応で、電話によるサポートは受け付けていません。
先の難しい設定をするにも、電話ができないのは不便ですよね。特に、初めてサーバーを使う方にとっては「困ったときにすぐ聞けない」というのも不安がでるでしょう。
設定やトラブルに直面した際、誰かにリアルタイムで相談できない状況は、初心者にとっては挫折につながる原因になりかねません。
コンセプトボードが推奨するサーバとは?
ロリポップにも手軽さや実績はありますが、コンセプトボードの運用環境としては適していません。
私たちが推奨しているのは、以下の2つのサーバーです。
- シン・レンタルサーバー
- エックスサーバー
どちらも、以下のような理由で「コンセプトボードとの相性が良い」と判断しています。
1. WordPressが快適に動く
表示スピードが非常に速く、ページの読み込みもスムーズです。WordPressサイトに最適化されているため、訪問者にとっても管理者にとってもストレスの少ない運用が可能です。
2. 初心者でも使いやすい
専門知識がなくても簡単に使える管理画面や、迷わず進められる設定フローが整っているため、初めてのホームページ作成でも安心してスタートできます。
3. セキュリティが強い
最新のセキュリティ対策が施されており、自動バックアップや無料SSLなども標準対応。WordPressサイトを安全に運用するための機能がそろっています。
4. 金額が良心的
月額1,000円前後で高速・高安定な環境が手に入り、コストパフォーマンスに優れています。長期的な運用を前提とした設計で、安心して使い続けられます。
比較表|推奨サーバーとロリポップの違い
比較項目 | シン/エックスサーバー | ロリポップ |
---|---|---|
WordPressの表示速度 | ◎ 高速でサクサク動く | ◎ ※ハイスピードプランなら快適 |
初心者向けの使いやすさ | ◎ 管理画面が直感的で導入しやすい | ○ 初心者ブロガーに人気の仕様 |
コンセプトボードの対応状況 | ◎ 専用設計でスムーズに導入可能 | ✕ PHP設定変更が必要で非対応 |
管理画面の操作性 | ◎ 迷わず扱えるシンプル設計 | ○ 初心者でも使いやすい |
サポート体制 | ◎ 電話・マニュアル充実 | △ メール・チャットのみ(電話なし) |
月額費用(快適に使う場合) | ○ 約1,000円台〜 | ◎ 月額550円(※ハイスピードプラン) |
まとめ|ロリポップではなく推奨サーバを
- 電話サポートがなく不安が残る
- PHP設定の変更が必要で、初心者には難しい
こうした理由から、ロリポップはコンセプトボードの推奨サーバーではなく、動作保証の対象外となっています。
ご不便をおかけしますが、Xserverなどの推奨サーバーをご利用くださいますようお願いいたします。
▶ 詳しくは 推奨はシンサーバーとエックスサーバー をご覧ください。